福岡都市空間情報行動研究所(FQBIC)

ニューズリリース

斎藤参郎都市空間情報行動研究所長と山城興介日本文理大学准教授が、共編による回遊行動の研究書を、Springer-Nature社より、2019年1月17日に出版しました。

Saburo Saito and Kosuke Yamashiro eds. “Advances in Kaiyu Studies: From Shop-Around Movements Through Behavioral Marketing to Town Equity Research,” New Frontiers in Regional Science: Asian Perspectives vol.19

斎藤参郎都市空間情報行動研究所長が、Springer-Nature社より、山城興介日本文理大学准教授との共編による回遊行動研究の研究書を出版しました。「Saburo Saito and Kosuke Yamashiro eds. “Advances in Kaiyu Studies: From Shop-Around Movements Through Behavioral Marketing to Town Equity Research,” New Frontiers in Regional Science: Asian Perspectives vol.19 」(ハードカバー, e-book, 日本円でのe-book購入は こちら)。

本書は、斎藤教授らが20年間、福岡大学都市空間情報行動研究所を中心に推進してきた回遊行動研究の主要な成果の一部をとりまとめたものです。福岡市をはじめ、太宰府市、大川市、熊本市、鹿児島市、佐賀市など、九州の各市の都心部での研究事例を多く含むものとなっています。とくに、福岡市では、福岡都心部のこれまでの20年間のまちの変化を来街者の回遊行動の変化として実証的に検証した研究所独自の研究が多数掲載されており、科学的に重要なばかりでなく、まちづくりやその政策を考える上でも貴重なものとなっています。

これらの実証研究は、斎藤所長らが産業経済学科の学生諸君とともに、九州諸都市の都心部で毎年、継続して実施してきた、現地での来街者への聞き取り質問紙調査である都心部回遊行動調査によって、収集されたデータにもとづいています。本書の献辞は、来街地ベース回遊行動調査に参加したすべての学生諸君に捧ぐ、となっています。

今後、福岡大学都市空間情報行動研究所によるその他の研究成果についても、引き続き、Springer-Nature社の本シリーズの続巻として出版される予定です。